みなさん、こんにちは!iaeのゴンです!/
在留届を出している人ならご存じだったと思うのですが、先日行われた在ブリスベン日本領事館主催のオーストラリア安全セミナーに参加してきました!
会場に行ってみると、40名弱が参加していました!意識高い人がおおい!
セミナーの内容としては、領事館の職員の方から「在留届について」、日本から出向している警察官の方から「日本人や留学生に関係のある事件、事故の例」や「国際テロについて」、クイーンズランド警察の日本人オフィサーである方から「オーストラリアで認められていない行為」、「個人・財産の保全」、「公共の場や交通機関での安全」、そして「自転車のルール」など約2時間に及んで貴重な話を聞くことができました。
今回はその内容の前半について記していこうと思います。
・在留届について
皆さんは在留届を出してますか?日本領事館の方が言っていたのは、オーストラリアに「3か月以上滞在する」場合は必ず、在留届を出すことです。
先日のサイクロン「デビー」の件でも、在留届を出している方には、注意喚起のメールや最新の情報を知ることができるリンクが送られてきました。今回筆者が参加した安全セミナーも、在留届を出している人にお知らせとして連絡されています。
領事館の方曰く、たとえ「3か月以内」の滞在であっても、国際テロの可能性やいざという時のために届けを出してもらいたいということでした。
まとめ:在留届はオンラインで簡単に申請できます!インターネットで「在留届」と検索してみてください!
・日本人が被害にあった事件・事故について
いたる所に監視カメラもあり、治安の良いイメージがあるオーストラリアですが、ブリスベンだけでも過去3,4年で様々な被害が報告されています。
- 強盗致傷事件
2015年、深夜に日本人男性が一人ボタニックガーデンを歩いていたら、金品を要求され襲われて怪我をした。
対策:夜に一人で不必要な外出はさける。明るい道、場所を歩くようにする。
- 詐欺事件
2015年、日本人女性が自称ホテル経営者の男性から「スポンサービザを出してあげるけど、最近した交通事故でお金がないから、少しお金を貸してほしい」という話で、総額2万ドルをだまし取られた。
対策:詐欺師に注意。お金の貸し借りはしない。不審な人からの声掛けにも注意。
- 殺人事件
日本人は幸いまだ被害には合っていませんが、他の国からの留学生が亡くなる事件は2013年から4件ほど存在しており、そのうちの2件は通り魔による事件です。インターネットサイトで知り合った人とお金をめぐるトラブルになり殺害されてしまった方、海外の人と交際していて別れ話がもつれて殺害されてしまった方もいます。このような痛ましい事件の被害者にならないように、一人一人がしっかりと気を付けなければなりません。
対策:公園など暗いところには気を付ける。日本にいる感覚は捨てる。海外にいるという自覚を持つ。
- 交通事故
2016年、ワーキングホリデーで来ていた日本人女性5名が車を走行中にスリップ。1人が重体、4人が重軽傷。雨で路面が滑りやすく、スピードも出ていたが車の整備不良も原因として捜査されました。
対策:他人事と思わない。広く見通しの良い道路でもスピードの出し過ぎに注意。同乗者も気を付ける。整備不良、一見して古い車の運転は避ける。
- 水難事故
今年2017年、旅行でオーストラリアにきていた日本人が海で溺れて亡くなりました。ライフセーバーのいないビーチで一人で泳いでいて「離岸流」に流されてしまったそうです。またビーチでは、財布や携帯電話といった貴重品の盗難被害も大変多くあります。
対策:ビーチではライフセーバーの旗の間で泳ぐ。一人で泳がない。ライフジャケットなど準備しておく。
・国際テロについて
テロの標的になるのは中東ばかりではありません。オーストラリアも十分にその被害にあう可能性があります。主要都市だけが狙われるわけではなく、「ソフトターゲット」というイベントなどの人が集まる場所が狙われやすくなってきています。
世界的に見て、オーストラリアのテロ警戒レベルは真ん中のレベル3(Probable:起こりうる)とされています。海外にいるという自覚を持つことが大切です。
対策:逃げる、隠れる、助けを呼ぶ。警察の指示に従うこと。
まとめ:日本人は危機意識が低いといわれがちです。それは平和な国で育った私たちの長所であり短所です。海外にいるということはそれだけでたくさんの危険があるという危機意識をもって海外生活をすることで、より充実し実りのある留学ができるのではないでしょうか?また日本にいる家族が心配することのないよう連絡をこまめにとることも大切です。
次回は、クイーンズランド警察の方から聞いた、様々なルールや意外と知られていないルールや注意点などをご紹介します!