こんにちは。SOL留学ゆりかです。今回のブログでは就職と英語力の関係性について書いていきます。
就職活動を最も行っているのはやはり大学生で新卒入社を目指しますよね。でも就活を行うのは新卒だけではありません。一旦務めた会社を辞め、ステップアップを目指し中途採用で転職する人もいます。いずれにしても競争率は高いですし、中途採用となると、経験や資格、能力も採用を左右します。英語力も就職時には重要な要因の一つではないでしょうか。
日本では就職時、英語力の証明としてTOEICが幅広く使われていますね。しかし、TOEICの点数が高いと英語力がある、英語が話せると判断していいのでしょうか?
今回は英国生まれの世界的に有名なケンブリッジ検定と比較しながら、就職における社会情勢も含めてみていきます!
2. 日本企業の海外進出
3. 企業が求める英語力
4. TOEICの点数≠英語コミュニケーション能力
5. CAMBRIDGE検定とは
6. CAMBRIDGE検定取得のメリット
6.1. 「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能に」特化
6.2. 外資・日系問わず終活に有利
6.3. 転職に有利
7. 年収と英語力は比例する!?
8. まとめ
1. 日本のグローバル化
以前より日本もグローバル化が進んでいると言いますが、その実感はあまりないかもしれません。
でも確実にグローバリゼーションが加速しているのは確かです。
昨今では日本で外国人を見かけても何の違和感もなく、外国の商品も簡単に日本で手に入りますね。
このようにヒト・モノ・カネが自由に国境をこえるようになったのがグローバリゼーションです。
2. 日本企業の海外進出
海外進出に大きく影響したと言われているのが2008年のリーマンショック。
その後の円高や国内市場の限界を感じた企業を筆頭に海外進出が発展していきました。
外務省による「海外進出日系企業実態調査」では、2017年10月時点で、海外に進出している日系企業総数(拠点数)は、7万5,531拠点で、2016年に比べ3,711拠点(約5.4%)増加しています。
大きな理由は、少子高齢化による国内市場の縮小だと言われています。
総務省によると、日本の人口は2015年時点で1億2520万人でしたが、2048年には1億を切り、2060年には8,674万人になるとまで言われています。
今後も日本の少子高齢化により、海外進出する企業が増加するのは確実でしょう。
そこで企業はどのような英語力を求めるのでしょうか?
3. 企業が求める英語力
このグローバル化が進む中で、企業はどういう人材を求めているのでしょうか?
以前より日本企業ではTOEICの点数で英語力を判断してきました。
しかし昨今では、「プレゼンテーションをしっかりできるように」「海外取引先と円滑に業務が進められるように」など現場で使える英語力が求められています。
一般財団法人 国際コミュニケーション協会(IIBC)の上場企業に対する調査結果では、75%の企業が仕事で英語を使用するとのことでした。
下記グラフ見たら一目瞭然ですが、仕事では4技能バランスよく求められるようですね。
<引用元:IIBC上場企業における英語活用実態調査>
また、英語コミュニケーション能力を測定する上で、どの技能の測定に最も必要性を感じているかについては次のような結果です。
<引用元:IIBC上場企業における英語活用実態調査>
「話す」・「聞く」という対人にかかわる技能の割合が高く、特にスピーキングの能力測定に必要性を感じているのが分かります。
また、一般社団法人 新経済連盟が会員企業向けに行った調査では、約9割の企業が「書く」「話す」の発信型の技能を評価している調査結果がでました。
上記のように、多くの企業では受け身ではなく、「話す」「聞く」などアウトプット型、コミュニケーション能力を重視していることが分かります。
日本人の多くはTOEICは高得点なのに実際の仕事現場で英語が話せない人が多いという現象が起こるのはなぜでしょうか?
4. TOEICの点数≠英語コミュニケーション能力
TOEICの試験は試験はリスニングとリーディングのマークシート式で構成されています。
お気づきの通り、コミュニケーションに必要なスピーキングの技能が測定されていないのです。
これがTOEICは高得点で一見英語が得意そうなのに、英語が話せない日本人の実態です。
ここで、英国生まれのケンブリッジ検定についてみていきます!
5. CAMBRIDGE検定とは
ケンブリッジ検定とは、英国ケンブリッジ大学が開発した、世界的に知名度が高い英語能力試験です。
英語の知識を測るというより、英語を使いこなす能力があるかどうかを試験するものです。
残念ながら日本では比較的知名度は低いですが、世界約150ヵ国以上で認められているとても有名な試験です。
試験は5つのレベルに分かれており、各レベルごとに、Reading・Writing・Listening・Speaking(R/W/L/S)の4技能が試されます。
とにかく“実用的” な英語にフォーカスしており、TOEICでは見ないような日常で使う英語が出題され、回答はマークシート式ではありません。
Speakingでは、試験管1人に対し、受験者2名での会話形式で行われるというまさに実用かつ実践的です!
スコア制ではなく、合格か不合格かで判定(A~Eの5段階評価。A~Cは合格、D・Eは不合格)されるので緊張感は増すかもしれないですね。
ただ、合格したら一生有効なんです!
KET (Key English Test) | 基礎 |
PET (Preliminary English Test) | 初級 |
FCE (First Certificate in English) | 中級 |
CAE (Certificate in Advanced English) | 上級 |
CPE (Certificate of Proficiency in English) | 最上級 |
就職の際に有利に働くレベルはFCE以上です!
6. CAMBRIDGE検定取得のメリット
6.1. 「話す」「聞く」「読む」「書く」の4技能すべてに特化
ケンブリッジ検定ではTOEICとは異なり、R/W/L/S全ての技能においてバランスよく実力を測る!
TOEICでは「聞く」「読む」の受け身の技能しかないので、いくらTOEICで高得点をとっても英語が話せる証明にはなりません。
しかしケンブリッジ検定に合格することで、4技能全てにおいて英語力を証明することに繋がります。またTOEICでは出題されないような実用的な問題ばかり!
(初級問題例)
Would you prefer lemonade or orange juice?
・Have you got anything else? (正解)
・If you like
・No Thank you
・Are you sure about that?
6.2. 外資・日系問わず就活に有利
ケンブリッジはとにかく世界的に有名!
将来外資系企業に就職したい方、海外現地採用を希望の方は取得するべきでしょう。
外資系企業ではほとんどTOEICの点数は参考にしませんし、聞きもしません。
どのようにして英語力を判断するかというと、「英語面接」ですね。
本当に英語コミュニケーションがあるかどうか確実に能力が現れる方法を取ります。
また、上記で述べたように、日系企業でも4技能バランスよく英語力が求められており、なんといっても今後海外市場を展開していくうえで使える実践的な英語力のニーズが高まっています。
これらを理由にケンブリッジ検定取得はメリットと言えるでしょう。
6.3. 転職に有利
現代では昔のように、1つの会社で新卒入社から定年まで勤めあげることは難しくなってきました。
いずれかのタイミングで転職を決意する人も多いのではないでしょうか?
転職の場合、新卒とは異なり、より経験、能力、資格などを重視されがちですね。
英語力も新卒より高い能力を求められます。
TOEICの点数で言うと、現代では新卒に求める平均点数は約600点に対し、中途採用は700点ほどだと言われています。
多種多様な経験者と差をつけるためにも、転職の際はケンブリッジ検定で英語力に差をつけることも有利になる手段と言えます。
7. 年収と英語力は比例する!?
就職と言えば誰もが気になる年収ですが、実は年収と英語力は関連性があることが分かっているんです!
株式会社キャリアインデックスが全国20~59歳の就業中の男女1000人を対象に調査を行ったところ、年収700万以上の人は48.7%が日常会話の英語の読み書きができるとの回答でした。
下記表を見れば年収と英語力に関連があるのは一目瞭然ですね!!
8. まとめ
皆さん、これからの英語力の重要性分かっていただけましたか?
このように企業が求めているのは単に高得点のTOEICスコアではないんです。
実際にタスクを遂行するための英語力(コミュニケーション能力)です!
TOEICの為に勉強をすれば高得点は取れるでしょう。
でも実際の現場で英語が使えないと何の意味もありませんね。
全体の英語力を上げる努力をし、結果TOEIC高得点!に繋がると思います。
しかしTOEICは日本企業においてはまだまだ根強いですから、TOIEC取得は必須でしょう。
しかし、TOEIC800点以上の受験者が二人いた場合、 “真の英語力” が証明できるケンブリッジ検定を持っている人を採用するとは思いませんか?
ケンブリッジ検定に合格し、他人に差をつけ就職の幅を広げませんか?
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