2024年1月更新
こんにちは!SOL留学です。
今回は、オーストラリアの確定申告(英語ではタックスリターン)を一人で行う方法を徹底解説したいと思います!
オーストラリアでは毎年7月1日から10月31日の間に確定申告(英語ではタックスリターン)をする必要があります。
今回もこの申請の方法をしっかり解説していきます。
タックスリターンは現地の税理士さんに依頼して代行してもらうことが出来ますが、基本的に50ドル以上、高いところでは100ドル程度かかってしまうことがあります。
ですので、今日はみなさんがご自身で簡単にタックスリターンを出来るようになるために、この記事で徹底解説していきます!
まず初めに
次回の2024年のタックスリターンでは、
2023年7月1日から2024年6月30日までに受け取った給料に対する税金を
2024年7月1日から2024年10月31日までに申告できます。
期限内に申請しなかった場合には罰金が課される可能性があるので、忘れずに申請しましょう。
さて、ここでまず初めにタックスリターンを申請する大まかな順序を説明します。
- My Govへの会員登録・ログイン
- Linking Codeを取得する
- ATO (Australian Tax Office) でタックスリターンを申請
たったこれだけです。ということで、これらを1つずつ解説していきます。
準備するもの
一人でタックスリターンをする際には、以下のものを準備しておきましょう。
- パスポート番号
- タックスファイルナンバー
- これまでに受け取った給与明細書(Payment Summary)
- オーストラリアでの携帯電話番号
- オーストラリアでの口座番号
- 2016年以降すべての住所アドレス
My Govへの会員登録・ログイン
上記のものを準備したら、今度はMy Govというサイトに会員登録する必要があります。
こちらのリンクからアクセスできます。
ログイン後、メニューバーからこのページを開きます。ここで、「Australian Taxation Office」を選択します。
その後「I agree」(同意する)にチェック。ここでは、個人情報の保管等についての同意をします。
Linking Codeを取得する
上記の個人情報取得についての質問に同意すると、以下の画面が表示されます。
ここでLinking Codeを取得するため、以下の番号に電話をかける必要があります。
13 28 61 (国番号は必要ありません)
電話が繋がるとしばらくアナウンスが流れるのでこのアナウンスに従うと、「生年月日」と「タックスファイル番号」をキーパッド上で入力するよう指示されます。これを終えると、電話が直接スタッフの方に繋がります。
するとスタッフの方が応答してくれるので、ここで「自分でタックスリターンをしたいからLinking Codeが欲しいです」という意図を伝えます。
(I would like to get a linking code to do tax return by myself)
ここで本人確認のために色々な情報を聞かれます。(以下に例をあげます)
- パスポート番号
- 電話番号
- タックスファイル番号を作成した際に登録した住所
- 氏名
- 生年月日
これらの情報を伝えると、スタッフの方がコードを読み上げてくれます。
コードには数字とアルファベットが組み合わさっていて、
K for Kelly
Number 9
O for Orange
G for Gold
.
.
.
という感じで読み上げられます。
ここで気を付けなければいけないのが、このコードは24時間有効なのですが、3回以上間違えるとそのコードは無効になって使えなくなってしまいます。こうなると再度新たにコードを取得するために電話をかけることになってしまうので、コードを読み上げられている間にミスがないようにメモを取るようにしましょう。
コードを正常に入力すると、下図のように
「You have successfully linked Australian Taxation Office to your myGov account.」(Australian Taxation OfficeがあなたのmyGovアカウントと接続されました。)
と画面に表示されます。
この画面が表示されたら青文字で表示されている「Australian Taxation Office」をクリックします。
ATO (Australian Tax Office) でタックスリターンを申請
「Australian Taxation Office」をクリックすると以下のページに飛びます。2020-21年度のタックスリターンを申請する場合は、Jul 2020 – Jun 2021と書いてある欄のLodge をクリックします。(以下、画像は2016-2017年度のものとなります)
そして、個人情報・銀行口座・申請する税金の額・総収入額などの情報を入力します。以下の画像に従って情報を入力します。
まずは、1番の「Contact Details」です。
電話番号、メールアドレス、住所、郵便物の受け取りが可能な住所、を入力します。
「Residential」の欄では、
オーストラリアに来てから187日以上滞在している場合は居住者の税率が適用されます。選択しなかった場合、オーストラリア政府から自動的に非居住者に分類されてしまうので、注意が必要です!
2番の「Financial Institution Details」では、銀行口座の詳細を入力します。
口座名(通常は本人の名前)・BSB・口座番号の入力が必要です。
その後、今までの労働で発生した収入と税金を入力します。
3番では、「会社名・ABN(Australian Business Number)・給与明細書に記載されている税金総額・給与明細に記載されている総収入額」を入力。
※Payer = Company なので、雇い主の名前を入力する必要はありません
ワーキングホリデービザ(Working Holiday Visa 417 またはWork and Holiday Visa 462)で働いていた場はYES、そうでない場合はNOを選択します。
ここで入力した会社とは別の場所で働いていた場合は、画面右上の「ADD」をクリックしていただければ新たに追加できます’。
予想税金返金額を確認した後NEXT をクリックすると、申請が完了されたと表示されます。
税金が返ってくるまでに約二週間程度がかかると書いてありますが、一週間以内に入金されている可能性もあるので、メールは頻繁にチェックしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?タックスリターンは、エージェントを使わなくても意外と簡単に一人で出来てしまいます!
SOL留学では、7月にオーストラリア認定会計士をお呼びしてタックスリターンセミナーの開催を予定しています。是非興味がありましたらご参加下さい。