Topic:
- オーストラリアでマーケティングを学ぶ理由
- 関連する主要なマーケティング専攻
- 入学条件について
- マーケティングを学べる大学
- マーケティングスペシャリストでのSkill Assessment について
- 永住オプション・取得方法
- まとめ
まず初めに
マーケティング業界は、オーストラリアのみならず世界中の中小企業から大規模な多国籍企業まであらゆる業界で不可欠なポジションであるため、近年競争が激化しています。
オーストラリアにおいてもこの職種でのキャリアを追求する留学生の方が増加しており、純粋なスキル向上、海外での就職に加えてこの業種での海外移住やオーストラリアでの永住権取得まで考えられる方も増えています。
マーケティングは常に世界的なトレンドや需要を把握しそれに合わせた広報戦略を立てる必要があるため、デジタルメディアやデバイスに強い世代の国際的なマーケティングの知識とスキルを兼ね備えた人材はどの企業でも必須となっています!
1.オーストラリアでマーケティングを学ぶ理由
1.エントリーのしやすさ
オーストラリアの大学の大半ではマーケティングに関連するほとんどのコースにおいて留学生向けにさまざまな学習プランを提供しています。
すでに関連コースを卒業している場合は、単位認定の後に1 ~ 1.5 年間でプログラムを完了することができます。
–この分野に関連するコース履修がない場合でも、各大学の基準(英語力や過去の成績)を満たすことでプログラムに応募することができます。
2.実践的な統合型学習システム
オーストラリアの大学では、学生がコース履修中にクラス内での学習と実際の職務経験の両方を得ることができる統合型学習(Work-Integrated Learning System)を採用しています。 大学によっては、地元企業との連携で学生と協力してもらうプロジェクトを組み入れたり、インターンシッププログラムを提供している場合もあります。
3.卒業生ビザ
オーストラリアで最低 2 年間の高等教育プログラムを履修・卒業した留学生は、卒業後に海外での就労経験を積むために 2 -6年間(取得学位に応じて期間は変動します)の卒業生ビザ (Subclass485) を申請することができます。 日本もしくは海外での就職活動における実務経歴を作る期間として有効活用もできますし、将来的な就労・永住ビザを申請する際の準備期間としても重要なポイントになります。
2.関連する主要なマーケティング専攻
1.Marketing
マーケティング専攻では主にマーケティングの基礎と応用について学びますがその他にも関連した分野・スキルについても学ぶことに多く焦点を当てています。 こちらのコースは幅広い分野で将来活用が可能となりますが、通常キャリアプランとしてマーケティングの専門職やそのほかのプロモーション関連職への就職を希望している方などに適しています。
また、この専攻では企業のマーケティング戦略とマーケティングキャンペーンの計画に関連する知識を習得することにも重点を置いており、 このプログラムに実習科目などをこなすことで将来的に資格のあるマーケターまたはマーケティング スペシャリストになることを目指します。
[将来の進路]
Business Development Manager, Marketing Communications Officer, Marketing Researcher, Product Manager, Account Executive, Organisational Communication Specialist, Marketing Specialist
2.Marketing Communications
これちらの専攻も近年留学生やより具体的なマーケティングのスキルや知識を求める学生の間で人気が高まっているもう 1 つの専攻となります。 こちらの専攻はマーケティング専攻と同様に一般的なマーケティング分野をカバーしていますが、
クリエイティビティ(自分で創る能力)とマーケティングの知識とスキルの両方を適用するため、消費者とのコミュニケーション方法の理解・分析・開発に重点を置いています。 これは、消費者と企業の間で顧客リーチ、理解、認識を生み出すのに役立ち、将来的な企業の売上、顧客ロイヤルティ、ブランディングの向上を目指す際に役立つ分野となります。
[将来の進路]
Marketing Coordinator, Public Relations Manager, Media Director, Marketing Communication Specialist
3.Digital Marketing or Social Media Marketing
デジタル マーケティングまたはソーシャル メディア マーケティング
世界的にデジタル マーケティングの人材需要とその活用はますます高まっています! その中、いくつかの大学ではこのデジタルマーケティングに特化した専攻の提供に力を入れており将来的にマーケティングトレンドやメディア市場分析などにおいての即戦力となる知識とスキルの向上を目指します。
具体的な履修内容としては主に、オンラインでのマーケティング活動とそのプラットフォーム・チャンネルについて、ソーシャルメディアマーケティング、テクノロジーツールやスキル、顧客心理などマーケティングにおけるイノベーションの適用方法を理解します。
[将来の進路]
Marketing Specialist, Social Media Marketing Specialist, Marketing Coordinator, Campaign Manager, Digital Analyst, Marketing Executive, Digital Channel Manager, Digital Marketing Manager, Senior Marketing Manager
3.入学条件について
学士(Bachelor)コースの場合、通常申請者は 高校卒業同程度の学歴またはディプロマを修了し、IELTS 6.0 – 6.5 相当の英語力を取得している必要があります。
・修士課程(Master)の場合、通常申請者は学士号(Bachelor)を取得し、IELTS 6.0 – 6.5相当の英語力 を取得している必要があります。
*オーストラリアでマーケティングの修士課程(Master)を学ぶには、場合によっては一定レベルの実務経験、または数年の専門職経験が必要になることがあります。
*希望するコース・大学の入学要件を満たしていない場合でも問題ありません!
そのほかの入学方法につきましては是非SOL留学までご連絡頂ければと思います。無料カウンセリングにて入学からビザ申請までのプロセスを無料でサポートさせて頂きます。
4.マーケティングを学べる大学
オーストラリアでマーケティングの学士号と修士号を取得できる大学は数多くあり大学によっては様々なジャンルのマーケティング専攻を選ぶことが可能となります。その中でも以下の大学はオーストラリア国内でマーケティングの分野でトップに位置する大学をいくつか紹介します!
[Triple Crown Accreditation Universities]
モナシュ大学
シドニー大学
クイーンズランド工科大学 (QUT)
ニューサウスウェールズ大学 (UNSW)
[QS World university Rankingにおけるマーケティングのトップ大学 2023]
マッコーリー大学
クイーンズランド工科大学 (QUT)
シドニー工科大学 (UTS)
クイーンズランド大学 (UQ)
上記大学は特定の基準を満たしているもしくは世界的にマーケティング分野でランキングの高い大学となりますが、この他にもオーストラリア国内には立地、奨学金、学費、就職などの点で違ったおすすめのできる大学が数多くございます。是非ご希望の内容に合わせてお問い合わせください!
マーケティングスペシャリストでのSkill Assessment について
オーストラリアでの移民・永住を考える際に、マーケティングでの学位取得者はオーストラリアで承認された機関のいずれかが担当する技術査定(Skill Assessment)に合格する必要があります。
どの組織/期間に技術査定を提出すべきかを知るには、まず申請を希望する職業を明確にする必要があります。 以下にスキル査定基準の 2 つの例をご紹介いたします!
カテゴリー 1: VETASSESSによる技術査定
申請を希望する職業がMarketing Specialist – マーケティングスペシャリスト (ANZSCO コード 225113) の場合、技術査定を管轄する機関は VETASSESSになります。 技術査定で合格の結果を得るには、次の基準を満たす必要があります。
(1) マーケティングスペシャリストと関連性の高い分野で学士(Bachelor)以上の学位を取得した方:
– 資格取得後、適切なスキル レベルで少なくとも 1 年間雇用されている必要があり、
– この経験は技術査定申請から過去5年間に行われたものでなければなりません、
– 就労に関しては週に20時間以上働いている必要があり、そして
– またこの1年間の職歴はマーケティングスペシャリストであるか非常に関連性が高い職種である必要があります。
(2) マーケティングスペシャリストとは関係のない分野で学士(Bachelor)以上の学位を取得した方:
– 資格取得後、少なくとも 3 年間関連職で雇用されている必要があります。 ただし、仮にマーケティングに関連性の高い分野で少なくともディプロマレベルの資格を取得している場合は、2 年の経験のみになります。
– こちらの職歴は過去5年間に行われたものでなければなりません、
– また、こちらの就労に関しては20時間以上働いている必要があり、そして
– この職歴は、マーケティングスペシャリストであるか非常に関連性が高い職種である必要があります。
カテゴリー 2: Institute of Managers and Leaders (IML) による技術査定
申請を希望する職業がMarketing Manager – マーケティング マネージャー (ANZSCO コード 131112) の場合、技術査定を管轄する機関は IMLとなります。技術査定で合格の結果を得るには、次の基準を満たす必要があります。
– 資格: オーストラリア(AQF)における学士号または修士号もしくはそれと同等レベルの学位を取得していること。
– 経験: 最低3 年間、マーケティング マネージャー関連の役割に従事しており、この 3 年間のうち少なくとも 2 年間はマーケティング マネージャーの職歴があること。
– その他: 応募者は申請にあたってその他の管理スキル、リーダーシップスキルなどを証明するとともに、自身の職務内容、立場・役職、会社の規模に関する詳細な情報を提供する必要もあります。
永住オプション・取得方法
ステップ 1: 485 ビザを申請する
少なくとも 2 年間のマーケティング コースを修了するとSubclass 485 (Post Graduation Work Stream) 通称”卒業ビザ”を申請する資格が得られます。このビザを申請するには、学位の他に最低IELTS 6.0 (each5.0以上) を取得している必要があります。
485ビザ では、取得した学位と専攻に応じて 2 ~ 6 年間オーストラリアに滞在することが可能になります。 そのため、こちらのビザでの滞在期間中に就労・永住ビザの申請準備に多くの時間を割くことが可能になります。
ステップ 2: 永住権(PR) または PR につながるビザを申請する
オーストラリアでは特定の職種に関連したコースを無事に修了すると、その後職業に応じて次のうちいくつかのビザの申請オプションを取得することが可能になります。
Skilled Visa (技術ビザ)
190 – Skilled Nominated (サブクラス 190) – 永住ビザですが、このビザを申請するには、オーストラリアの州または準州のいずれかからの指名が必要です。 各州には独自の職業リストと追加の要件がある場合があるため、申請の前に州の資格基準をすべて満たしているかどうかを確認する必要があります。
*マーケティング関連の職種は地域によって含まれないこともあります
491 – Skilled Work Regional (provisional) visa (サブクラス 491) – こちらは永住ビザではありませんが、PR (191ビザ) につながる可能性があります。 このビザを申請するには、推薦されるオーストラリアの特定の地方エリアに求められる最低期間滞在して働くことを確約し、少なくともEOI 65 ポイントを取得している必要があります。また190ビザ同様に特定の地域によって申請できる職種条件は異なります。
*マーケティング関連の職種は地域によって含まれないこともあります
494 – Skilled Employer Sponsored Regional (provisional) (サブクラス 494) ―こちらは、就労者を後援してくれる特定の地方地域の雇用主がいる場合に適用されます。Marketing specialist もしくはMarketing Managerなどの職種で少なくとも 3 年間勤務し、関連するスキル アセスメントを取得している必要があります。
482 – Temporary Skilled Shortage (サブクラス 482) Shortストリーム – オーストラリアに最大 4 年間滞在して働くことができます。 このビザを申請するには、スポンサーになってくれる雇用主が必要です。現状ホスピタリティ関連職でのスポンサービザ申請は可能になりますがそこからの永住権取得は特定の地域を除き難しくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は今オーストラリアで人気が出てきているマーケティング専攻についてご紹介しました!
マーケティング職はこれからも需要が高まり、オーストラリアの永住権も狙えるコースになります!
今回紹介したマーケティング以外にも、オーストラリアで提供されている専門コースや大学、語学コースに関する質問がございましたらお気軽にSOL留学までお問い合わせください!