こんにちは!SOL留学です。
今回は、最近人気度が増しているITについて、オーストラリアで勉強するメリットなどを含め詳しく答えていきたいと思います!
- オーストラリアで永住権を取得したい方
- オーストラリア留学で資格/スキルを身に付けたい方
- オーストラリア以外の海外でも幅広く活躍したい方
1.ITはオーストラリアで人気?
最近問い合わせが多くなってきたコースがITです!何故こんなに人気なのでしょうか?
私たちはITサービスなしで生活することはほぼ不可能ですよね?現代では私たちの生活の中のあらゆるところにITが存在しています。当たり前になりすぎて、生活の一部になっているのです。個人、家庭内、職場、公共の場でもITは欠かせません。考えてみると、携帯電話の使用、動画のダウンロード、インターネットバンキングなど、全てがIT産業であり、経済成長=IT産業の発展と比例する関係であることが分かります。
また、この技術は日本だけのものでしょうか? 明らかに違いますね。日本、オーストラリア、全世界で共通した、経済成長には欠かせない技術なのです!
上記からして、なぜITが人気の高いコースなのかはもう皆さんお分かりですね。世界中に需要があり、万国共通のスキルであり、オーストラリア留学においては、永住権に繋がる職種に該当するからです。
2.オーストラリアでITを勉強するには?
TAFE (Diploma)
オーストラリアには州政府が運営する職業訓練校のようなTAFEと呼ばれる学校があります。こちらではレベルごとにコースが分けられており、一般的なレベル表記としてはCertificate IIIレベル、Certificate IVレベル、最高でDiplomaレベルの勉強が可能です。通常ITの経験がない場合、ダイレクトにDiplomaコースに行かず、Certificate III、IVから勉強します。Certificate III / IVとDiplomaを合わせて約1.5~2年間のコース期間となります。
TAFEでDiplomaレベルを修了することで、大学へ進学希望者には1年間のコース免除が与えられ、2年間で大学を卒業することが可能です。IT分野は初めてで、今後本当に続けられるか分からないという方にはTAFEから始められると良いと思います。
入学条件としては、英語力と学歴の2面で審査されますが、IELTS5.5レベル以上であり、日本で高等学校以上の資格があれば入学可能です。
大学 (Bachelor Degree)
大学でITを勉強する場合、通常3年間のコースになります。しかし、先に述べたようにDiplomaを修了している場合、2年間に短縮されるケースが殆どです。
上記ではTAFEのDiplomaについて述べましたが、大学の付属のカレッジでDiplomaを勉強するという方法もあります。例えばQLD州にあるQueensland University of Technology (QUT)のカレッジでDiplomaを勉強した場合、大学の2年次へ編入が可能です。
違いとしては、大学の付属に行く場合、その大学へ進学することが条件になりますが、TAFEの場合は進学する大学を選択できます。まだどの大学に行きたいか分からない方にはTAFEの方が合っているかもしれません。大学のコース名は大学やコース内容により以下の名称があります。
- Bachelor of IT
- Bachelor of Computer Science
- Bachelor of Information System
入学条件としては、IELTS 6.0~6.5レベル以上、日本で高等学校以上の資格があれば入学可能です。
大学院 (Master Degree)
大学院でITを勉強する場合、5~2年間の期間になります。大学院からIT分野を始める場合でも、過去にIT経験者である必要はありません。
ただし、Masterから入る場合は、どの学部でもいいので大学(Bachelor)を卒業している必要がございます。既に大学で学位を取得しており、新たにITの勉強を始めたいが、時間も金銭面でも節約したい方は断然Masterがお勧めです!
入学条件としては、IELTS6.0~6.5レベル以上、日本/海外で大学を卒業していることです。
3.オーストラリアのIT業界の給料はどれくらい?
オーストラリアで実際にIT業界へ就職した場合、給料はどれくらい貰えるのでしょうか?そもそもIT業界の就職率、需要はどれくらいあるのでしょうか?
下記をご覧ください。
オーストラリア国内のIT業界の就職状況を表したものです。例として、ICT Support TechnicianとComputer Network Professionalをあげましたが、将来的な就職率はどちらも高いです。Computer Network Professionalにおいて、2018年の時点で31,600の従事者数でしたが、5年後の2023年には、35,200になると言われています。尚、ICT Support Technicianにおいては、2018年時点で65,800でしたが、2023年までに77,900になると言われています。
(2020年6月時点)
(2020年6月時点)
また、上記より平均の年収が分かります。役職無しのSupport Technicianであっても年収50,000AUD以上を稼ぐことができます。また経験を積み、マネージャーレベルになると、優に100,000AUDを超えます!!
今後の就職率、長い目で見た時の職種としてもやはりIT関係は強いことが分かりますね。
4.将来つながるビザの選択肢は?
IT関連の職種はオーストラリアで永住権取得を目指すことができます!オーストラリアでは、国内で不足している職業リストがあり、そちらで永住権に繋がるかどうか確認できます。(Occupation List:https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/working-in-australia/skill-occupation-list)
IT関連ですと、下記が挙げられます。
★ICT Security Specialist★System Analyst★Analyst programmer★Developer programmer★Software Engineer★Computer Network and systems Engineer★Software & Applications Programmer
では実際留学後はどのようなビザの選択肢があるのか見ていきます。
4.1. 卒業ビザ(485ビザ)
IT分野の場合、Diploma のみ卒業した学生は申請不可です。大学(Bachelor)以上の勉強を2年間以上した場合、卒業ビザの申請が可能となります。Bachelor、Master以上の勉強をした場合、得られる卒業ビザの期間は2年間です。この間、無制限に勉強や仕事が可能です。将来の永住権準備のためには大切な準備期間のビザになります。
4.2 独立技術ビザ(189ビザ)
ポイント取得制のビザで、これまでの学歴・職歴や英語力などでポイントを集め、最低65ポイントを集めると申請できるビザになります。ポイントを集めるとEOI(Express of Interest)で自分のスコアを申告し、永住権申請の権利を待つことになり、招待されたらやっと永住権申請となります。こちらは高いスコアより優先的に招待されるので、スコアは高ければ高いほど有利です。
4.3 州スポンサー(190/491ビザ)
こちらのビザは各州によって条件が異なりますが、要求されるポイントは変わらず65ポイントです。190は州のスポンサーで州内であれば特定の地域は関係ありません。一方、491ビザは州内のReginal Areaと言われる田舎地方のビザになります。
4.4 スポンサービザ(186/494)
文字通り、雇用主からスポンサーをしてもらうことで取得可能なビザです。494に関しては、Regional Area(田舎地方)のビザになり、3年間のフルタイムでの職歴が必須となります。
5. ATNとは?
ATNはAustralian Technology Network of Universityの略で、ITに力を入れている大学グループです。
ATN協会の大学は、実用的な教育に焦点を当て、オーストラリア政府と実際の企業との協力関係で学生が卒業後の実務にてすぐに活躍できるよう専門人材の養成を目標としています。単なる理論的なセオリーで学び終わるではなく、実務中心の教育を通じてATN協会の大学を卒業した学生は、就業率と年収が他の卒業生に比べてかなり高いです。
6. まとめ
ここまで読んで頂き有難うございます!オーストラリアでITを勉強したくなりましたか?メリットを以下にまとめました!
- 就職に困らない!
- 高い年収を望める!
- オーストラリアで永住権が目指せる!
もし少しでも興味を持ったら、SOL留学までお問い合わせください☺️