みなさんこんにちは!
気づけばもうすぐ今年も半分が終わろうとしていますね。
去年に引き続きコロナの影響で大変な時期が続いてはいますが皆さんはどのような半年をお過ごしになられたでしょうか?
さて、本日はそんなコロナ下における様々な変化の中でも今年の中でとりわけ大きなニュースであるパンデミックビザ(正式にはTemporally Activity Visa) Subclass408 についてお話ししたいと思います。
実はこちらのビザにつきましてはすでに一度ブログ・Youtubeにて紹介していますので、是非気になる方は目を通してみてください!
ただ、ビザの詳細や申請における条件などは把握したものの、実際には学生ビザなど他のビザを申請した方がいいのか、こちらのパンデミックビザを申請した方がいいのかまだ不透明な方も多くいらっしゃるようです。
ということで、本日の記事の内容はビザの詳細についてという事ではなくどういった方にこちらのパンデミックビザ申請がお勧めで、逆にそうでない方にはどういったオプションがあるのかについてお話しさせて頂きます。
1 今申請できるビザって何があるの?
こちらはもちろん一人一人の現状や過去の経歴によって大きく変わりますが、一般的には以下の通りになります:
- 学生ビザ Subclass 500
- ワーキングホリデービザ (2nd 3rd のみ)
- スポンサービザ (Subclass 482, 494など)
*190 491などの州、地方ビザもありますが現在はアプリケーションが閉じています (23/06/2021時点)
- パンデミックビザSubclass 408
このように、申請条件等は変わってきますが様々なビザの選択肢があります。
そしてこれらの中でも現在ビザの延長を考える際に選択肢として最も挙がるのが学生ビザとパンデミックビザになるかと思います。
本日はこちらの二つに焦点を合わせて、どちらのビザがどういった方に向いているのかお話ししていきたいと思います!
2 学生ビザ(Subclass 500)
こちらのビザの内容に関しましては、おそらくほとんどの方が把握しているかと思います。
主な内容は以下の通りになります:
申請費用 | $628 (オーストラリア国内でのビザ申請(指定あり)の場合、二回目以降だと追加料金$700が発生するため $1,328) |
期間 | 申請コースの履修期間に応じて変動 40週間以下でのコース申請の場合: コース終了日から+1か月, 40週間以上でのコース申請の場合: コース終了日から+2か月, 40週間以上でのコース申請で11月12月でのコース終了の場合: 翌年の3/15まで。 |
履修 | 必須 |
就労条件 | 2週間で40時間までの就労が可能 |
保険 | 学生保険(OSHC)の申請が必須 |
学生ビザの特徴としては、申し込むコース機関に応じてビザの期間も変動する事とそれに伴い履修や就労に対するいくつかの制限が課せられることになります。その反面ビザの申請に対する条件などは比較的少なくなります(学校への申請は別途条件が異なります)。
3 パンデミックビザ(Subclass 408)
パンデミックビザ申請における詳細は前回のブログにて記載しておりますので是非ご覧ください!
主な内容は以下の通りになります:
申請費用 | 無料 |
期間 | 1年 (Critical Sectorの場合 *パンデミックビザに関するブログに詳細があります。) |
履修 | 可能 (制限なし) |
就労条件 | 制限なし
但し、申請時に指定した職種(Chef/waiterなど)での就労を一年の間続ける必要があります。雇用主を変える際もイミグレーションへの申請が必要になります。 |
保険 | 海外ビジター健康保険(OVHC)の申請が必須 |
こちらのビザの最大の特徴は何といっても申請料金が無料という点です。そのほかのビザ申請の場合金額に差はありますが必ず費用が発生する一方でこちらのビザは完全に無料となります。その一方で期間が一年までと限られている点や保険なども含めいくつか申請に際しての条件や必要証明書類などが出てきます。
ここまでの二つのビザの特徴を踏まえて、実際にどういった方にどちらのビザがおすすめできるの検証してみましょう!
4 学生ビザ申請お勧めの方とは?
Point1. 期間の設定
前述の通り学生ビザは学校申込期間に応じてビザの期間も変動します。そのため今現在明確な目的/目標があり学校への進学を考えられている場合はパンデミックビザの一年間の期間で収まらない限り再度ビザの申請が必要になるため現時点ですべてのコースを含めたビザ申請がおすすめとなります。
Point2. 就労時間の変更 (就労オプション)
パンデミックビザの一つの魅力が就労時間の制限がないことにありますが、今現在(23/06/2021時点) HospitalityとTourism業での就労に対しては制限が緩和されているためパンデミックビザ同様に無制限で働くことが可能になります。また、パンデミックビザの場合は申請時の職種で働き続ける必要があり雇用主を変える際も申請が必要になりますが学生ビザではそういった制限は一切ありません。
Point3. 学生保険OSHCが割安
学生ビザ、パンデミックビザ共に申請の場合保険への加入が義務付けられています。こちらはどちらの保険会社さんで申請するかによって値段も変わってきますが総合的に見て学生保険OSHCの料金はパンデミックビザ申請時に必要な海外ビジター健康保険(OVHC)料金より割安になります。
これらをふまえて学生ビザ申請をオススメできる方は、
・ 現段階で今後のビジョンや計画が明確な方
・ 今後一年以上は滞在することが決まっている方
・ 職種・職場を今後変えていくつもりの方
・ 長期的に見て費用を抑えたい方
以上のようになります。
5 パンデミックビザがお勧めの方とは?
Point1. ビザ申請費用
他のビザ申請と比べた際に申請費用がないのは一番の利点になります。
Point2. 制限の少なさ
就労制限に関して、こちらは現段階でCritical Sectorに属している職種でビザを申請した際のみにはなりますが一年間のビザの期間中無制限で働くことが可能になり一つの利点となります。また、履修に関してもワーキングホリデービザ等のように履修可能な期間の制限などがないため働くだけでなく勉強をすることも可能となります。
Point3.就労歴取得のための期間 (永住権・スポンサービザ申請)
こちらは今後永住権やスポンサービザを考えられている方に対してのお話になりますが、ある一定の職種で今後ビザを申請する際に一番重要になるのが就労歴になります。こちらは職種や申請するビザによって必要な期間が変わっては来ますが、学生ビザ期間もしくは卒業ビザ期間等で充分な就労歴が確保できなかった場合、もしくはあらかじめ確保しておきたい場合こちらのビザは就労歴を得る一つの手段となり得ます。
これらをふまえて学生ビザ申請をオススメできる方は
・ 今後の計画はなくとりあえずオーストラリア滞在オプションが欲しい方
・ 短期的に見てできるだけ費用を抑えたい方
・ 今後のビザ申請等のために就労歴が必要な方
以上のようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はオーストラリア滞在における選択肢として学生ビザとパンデミックビザの内容を比較したうえでそれぞれのニーズに合ったおすすめを記載させて頂きました。
どちらのビザの申請がおすすめできるかどうかに関しましては、一人一人に状況や今後の計画によって大きく変わりますのでもしどちらの選択肢が自分に合っているのかまだわからないという方はいつでもSOL留学までお問い合わせください!
SOL留学では学校やビザ申請の他にもマイグレーションサポート等も行っておりますのでそちらに関しましてもいつでもご連絡お待ちしています!