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こんにちは!

今回はオーストラリアの社会福祉士(ソーシャルワーク)についてみていきましょう!オーストラリアの永住権取得が困難だと諦めている方へ自信をもってお勧め致します!

 

・ソーシャルワークとは何ですか?
・ソーシャルワークは勉強する価値があるか?
・ソーシャルワークは就職の幅が広がりますか?
・ソーシャルワークでオーストラリアの永住権を検討中なんです!

 

過去10年間の留学相談の中で、ここ最近の6ヶ月以内に最も多かった相談がソーシャルワークなんです!これが現地だからこそ実感できる留学の状況なんです。友達と一緒に調理の勉強をする時代は過ぎようとしています。今ではオーストラリアで永住権を取得し、且つ人材不足の産業分野で働くことにより社会へ貢献しつつ、定期的に変化するビザの法律に惑わされることなく、自分自身の道を歩んでいく人が増えています。

ということで、今日はオーストラリアの社会福祉について話したいと思います。これまでに社会福祉士についてお問い合わせしてきた方は2種類に分けられます。

 

  1. より良い社会の為に、苦しんでいる人の助けになりたいと思って現在日本で社会福祉士関連のお仕事、または勉強をされている方で、他の人の話を誇りをもって聞ける方。
  2. 社会福祉関連の勉強や、経験を全くないが、周りの人々の勧誘によってオーストラリア永住権に関心はあり肉体労働を多くするシェフ、自動車整備士のような職種は一定年齢以上になると物理的に大変な為、長期的で安定した仕事希望の方。

 

率直に言って、2のように楽に勉強をして、卒業後に公務員のように安定したお仕事だ。。。というような考えだったら大間違いです!現実的な話をしたいと思うので、まだまだ読み進めてみてください。

生徒さんから最も多い質問

社会福祉先進国であるオーストラリアには様々な社会福祉政策があります。オーストラリアに住む多くの移民は、「オーストラリアですることはない」「自然は豊かなのに発展してない」と言いますが、オーストラリアはその広大な土地と豊富な資源の恵みの中で、経済的に豊かな国であることは間違いありません。狭い土地で、技術だけで生き残る日本人とは異なります。もちろん、高い税金を集め、社会福祉へ投資をすることはとても良い国と言えます。

「オーストラリア人は怠けがち」 「オーストラリア人は仕事に行かず、ホームレスが多く、薬物依存者も多い」

などなど、、、それと密接に関係しているのが社会福祉なんです!

移民者の中で上記のようなことをいう方も多く見てきました。もちろん共感する部分もありますが、私の観点から言うと、オーストラリアという国は、社会的弱者や社会的に恵まれない者の立場に立って社会を見つめる視点の多様性、そして人間としての尊厳を重視する“人”中心の考え方だと思います。

そして最近、オーストラリア社会福祉士のお問い合せで最も多い質問は!?

 

オーストラリアの看護師、社会福祉士どちらが就職に良く、永住権取得に有利ですか?”

 

この質問は本当に多いです!!
共通点から見ていきましょう。

 

上記2つのお仕事は、プロ意識が高く、精神的且つ肉体的労働の両方が伴います。特に給料の面では、日本ではまだこのような高度な職種に対しての待遇が劣悪で、先進国のように経済的、人材的に支援するのが難しいのが日本社会の現実ですね。その為、社会福祉の先進国に行って学び、経験して確実に安定した仕事をしたいと思うか、またはそれ以降日本へ戻り、日本社会のために貢献をしたいと思うか本当に重要な選択肢を持つ職業であるという共通点があり、また、オーストラリアの場合は平均 AU$6万以上の給料の職種であり、長期的にオーストラリア国内で確実に必要とされる職業、且つ中高年まで安定して働ける仕事な上に、永住権にも有利です。

また、この2つの職業と密接に関係しているのが病院です。社会福祉先進国であるオーストラリアは、特に社会福祉政策の中でも、人口の高齢化の為、世界的問題である高齢者福祉政策を重要な課題としています。だから上記写真のように、病院や老人ホームで働く社会福祉士を想像してしまうんです。また麻薬中毒者、精神病者などの心理療法やカウンセリングを支援する業務もしなければなりません。

しかし、この2つの職業には全く異なった要素も多いのです。私たちは、インターナショナル(International)すなわち外国人です。その外国人という立場より、実際に留学生が経験した体験談をもとに見ていきます。

看護師ももちろん外科、内科、小児科、精神科などの分野に応じて、看護師としての役割が異なることもあるでしょう。しかし、大体の看護師は、患者の病気をどちらかというとフィジカルな部分でサポートする役割です。

例えば、患者が青い目、ブロンドの髪をした西洋系白人のオーストラリア人の患者だと仮定してみましょう。足を怪我しており、治療にあたってくれた看護師が患者と異なる東洋人や黒人だった場合、非常に稀に白豪主義が強すぎる患者を除いて、大抵は看護師として受け入れ、フィジカルな面でサポートを必要としてくれます。

しかし、逆に社会福祉士が仕事上出会う患者のほとんどは、精神障害者、社会不適応者、薬物/アルコール中毒などの社会的問題点を持つ人々で、物理的な問題を抱えているというよりは、精神的な問題や心、感情から来る問題がほとんどです。このような場合は、通常の患者よりも近づくのは難しくなることはお分かりでしょう。

何故かって??

それは心の扉を開くことは容易ではないからです。社会に適合していない人々の考え方は、
「見た目も全然違い、言語も100%疎通できず、育った環境も異なる東洋系社会福祉士が私を理解できるのだろうか・・・?理解してくれない。」

このように、外国人として特に見た目が異なる東洋人は、心の扉を開くことに時間と労力が必要です。

 

ここで、じゃあ本当はどっちを勉強したほうがいいの??って思いますよね。
「NursingとSocial wok勉強のための大学入学の条件としてIELTS7点が必要になる」と言うのであれば、、、、

私は確実にSocial Work (社会福祉)をお勧め致します!!

社会福祉の勉強をするには、事実上IELTS 7以上の高い言語力を必要とします。でなければ、人の心は開けないでしょう。

ここで、今後問い合わせする人たちの為に、社会福祉士の客観的な情報をまとめます!!

オーストラリアで社会福祉士として働く上で

1.  オーストラリア社会福祉士の給与

さて、オーストラリアの社会福祉士の給与はどれくらいなのでしょうか?新人社会福祉士(Social worker)の年俸ではありませんが、他の職種が通常$55,000(約418万円/$1=¥76)であれば、社会福祉士は$77,247(約587万円/$1=¥76)となってます。オーストラリアでは高給取り扱いしてもらえますね!

では、日本はどうでしょうか?
厚生労働省統計によると、平均年収は476万円とのことで、大分差がありますね。

 

2.  社会福祉士の現状と展望

現在オーストラリアの社会福祉士は、約28,300人の程度です。政府より2022年までに20%上昇した約34,700人の社会福祉士従事者が必要であると発表されています。また、オーストラリアに社会福祉士として働く人々の平均比の割合は、女性88.6%:男11.4%で大幅に女性の方が多いです。

上記で外国人が社会福祉士として働く上での難しさについて実際の留学生の体験談を元にお話ししてきましたが、ここで、今後の社会福祉士の展望について以下の観点から見てみましょう!

現在、オーストラリアの人口は、移民がかなりの割合を占めています。年々増加傾向にあり、移民を対象とする事業者も多く、オーストラリアの若者もこれを当然のことのように受入れ生活をしています。しかしながら移民の増加により、文化や生活方式が異なることが原因で起こる事件、事故などが問題となっていることも事実としてあります。だからこそ、皆さんが社会福祉士として活躍する数年後には、地元のオーストラリア人社会福祉士だけでなく、移民の社会福祉士が移民の為に支援をする必要が高まるのも時間の問題だと言えますね。

3.  社会福祉コース入学条件とコース紹介

オーストラリアで社会福祉学は大きく2つのコースに分かれます。

Bachelor of Social work学士4年課程、またはMaster of Social work修士2年課程です。

最近はMaster(大学院)のお問い合わせも増えてきましたね。Masterへの入学は、学士過程で関連のあるコースを学んでいることが条件になることが多いです。主にSociology、Social Science、Education、Psychologyなどの類似専攻を修了している必要がありますが、クイーンズランド州のQUT、アデレードのFlinders大学の場合は、入学が可能です。その他、community welfare workerとDiploma of community service5年過程を経て、大学進学の方法もあります。

 

社会福祉(ソーシャルワーク)のコース紹介、永住権への道についての最新情報は以下のブログ記事で紹介していますので、是非目を通してみてください!

今学ぶべきMaster of Social Work

 

皆さんどうでしょうか?Social Workに興味が湧いてきましたか?
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