まず初めに
オーストラリアは、日本人がワーキングホリデープログラムで渡航する国の一つとして人気です。オーストラリアは高収入の仕事が多いことで有名ですが、現在職探しに苦しんでいるワーホリの方が増えてきているのも実情であります。
そんな中、ワーホリでオーストラリアに訪れる際に資格を持っていると就業やキャリアの選択肢の幅が広がります。
今回の記事では、オーストラリアで短期間で取得できる資格について紹介します!
1.RSA (Responsible Service of Alcohol)
オーストラリアでは、アルコール飲料の提供に関して厳しい法律で規制されています。RSA (Responsible Service of Alcohol)は、オーストラリアにおけるアルコール関連のサービスに関わる際に必要な資格となっており、アルコールが提供される飲食業界での就業を目指す方にとってはとても重要な資格となります。レストラン、ホテル、バー、クラブなどの職場を考えている方には是非オススメの資格となっています。
RSAはオンラインでも取得出来ますし、国内の私立専門学校などでも低価格でコースを提供しているところがあります。コース取得には通常数時間から1日程度と、短期間でコースを修了することが出来ますので、就業の選択肢を増やしたい方には是非オススメです!
2.Barista Certificate (バリスタ資格)
オーストラリアはコーヒー文化が盛んであり、どの都市に行っても多くのカフェやコーヒーショップがあちこちに見られます。
通常カフェでの就業をする際にバリスタの資格は必須ではありませんが、資格があることでコーヒーの基礎知識や作成手順が身についているという証明をすることができます。
バリスタコースを提供する専門学校やトレーニングセンターは国内に多く存在し、コース内では実用的なスキルや知識を身につけることができます。コース内ではコーヒーの基本的な知識から始まり、エスプレッソの抽出技術、ミルクフロスの扱い方、ラテアートの作成方法など、様々なトピックをカバーしています。また、コーヒーメニューの作成やカスタマーサビスのスキルも学ぶことができます。
バリスタコースを受講するには、特別条件は特に設けられていないので、コーヒーに関する基本的な知識やスキルを学びたい方やバリスタとして働いてみたい方は是非資格を取得してみては!?
SOL留学では国内でこちらのコースを提供する学校との提携がありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
おすすめのバリスタコース!
本格的なバリスタスキルを学ぼう!
QAT(クイーンズランド・アカデミー・オブ・テクノロジー)のバリスタコースは、2日間で完了する短期集中プログラムです。このコースでは、商業用エスプレッソマシンの操作、ミルクのテクスチャリング、ラテアートの基本技術など、バリスタとして必要なスキルを実践的に学べます。また、コーヒー豆の種類や風味の理解、グラインダーの設定、機器の清掃とメンテナンスなど、カフェ業界で即戦力となる知識も習得できます。修了後は、全国的に認定された資格を取得でき、バリスタやカフェマネージャーとしてのキャリアを目指す方に最適です!
3.White Card (建設現場安全カード)
White Card(建設現場安全カード)は、オーストラリアの建設業界で働くために必要な資格です。こちらに関しては、資格というよりも現場で働く際に知っておくべき安全知識や手順についての講習を修了した時にもらえるコース修了証のようなものとなります。
このカードがあることによって就業できる職場としては、建築、土木、改装などと幅広いです。作業内容としては専門知識が必要とされない荷物運びや現場掃除が主な作業となります。ここで一つ日本と異なるのは、オーストラリアでは現場の専門職(足場鳶、大工、タイル職人、塗装職人など)に就職する際、その職の専門資格が求められることです。例えば、塗装職人として仕事を得る場合、塗装コースを教育機関にてコースを履修し、White Cardとは別に資格を取得する必要があります。
White Cardの取得はとても簡単で、数時間から1日程度の簡単なコースを受けることでカードが取得出来ます。また、コースの受講料も数十ドルから数百ドルなので気軽にコースの履修が可能となります。
現在オーストラリアの建築業界では人手が足りていない状態が続いているので、このカードがあることによって現場職での就業がしやすくなるかと思います。日本で現場職の経験があり、ワーホリ滞在中に建設現場で働く予定のある方によってWhite Cardは不可欠な資格と言えます。
4.Blue Card (ブルーカード)
WWCC(Working with Children Check)は、オーストラリアのクイーンズランド州で保育士、学校教師、ボランティアなど、子供や未成年者と関わる職業に従事する際に必要な資格です。ちなみに、この資格の呼び名は以下の通り州によって異なります。
Queensland州:Blue Card (ブルーカード)
Australia Capital Territory:Working with Vulnerable People registration
こちらもWhite Card同様、カードを持っていることによって専門職で就業できるというわけではなく、カードを保持していることによって個人の適格性と信頼性が認められ、子供たちの安全と福祉が保護されることを証明できます。
資格取得の際には犯罪歴や過去の児童虐待歴などが確認されます。手続きが完了するまでに申請してから数週間から数ヶ月の期間が要することがありますが、こちらは申請者のバックグラウンドや混雑具合によって異なる場合があります。申請には数十ドルから数百ドルと申請する機関によって異なりますが、安い費用で資格を取得することが可能です。
番外編:介護士資格
最後の資格は、番外編として介護士資格を紹介させていただきます。こちらがなぜ番外編かというと、介護士資格は上記で紹介させていただいた資格の取得よりも長い期間かかるためです。
とはいえ、長い期間とはいっても最短で17週間(約4ヶ月)でこの介護士資格が取得できるコースを提供している学校も存在するんです。さらに、最近では17週間で資格が取得できる介護コースがいくつかの学校で提供されています。これがどういうことかというと、ワーホリでも専門職の資格が取れるということです。今までこれらの専門職コースを履修するには就学期間の関係でワーホリでは履修が不可能となっていましたが、短期間のコースが提供されるようになり、ワーホリでも介護士のような資格が取得できるようになりました。
こちらのコースの詳細はこちらより。
まとめ
オーストラリアに留学してお金を稼ぎながら生活していこうと決断したものの、仕事が見つからないと留学生活のストレスに繋がりかねません。
このような事態を防ぐためにも、オーストラリアに渡航する前にしっかりと計画を練り、目的を定めることが大切です。特に日本で専門職の経験がある方は、そのスキルを活かしてオーストラリアでの滞在を効率的に過ごすことが出来ます。
今回紹介した4つの資格以外にも、オーストラリアで提供されている専門コースや大学、語学コースに関する質問がございましたらお気軽にSOL留学までお問い合わせください!