こんにちは、SOL留学のかすみです。
今回はちょっと珍しいボート製作を学べるコースをご紹介します!
オーストラリアでボート製作を勉強するなんて意外でしょうか?オーストラリアといえば皆さんは何をイメージしますか?
壮大な海、ビーチを想像する方も多いと思います!オーストラリアは日本と同じで島国なので、周りは海で囲まれています。
その為、ボート文化も進んでいるんです。現地の人々は小さなプライベートボートからクルーズまで様々なボート文化を持っています。実際私の友人の中にもプライベートボートを持ってる人は少なくありません。
特にビーチ沿いの都市では海洋産業が発展しており、クイーンズランド州ゴールドコーストは代表的なビーチ都市の一つです。
そんなゴールドコースト、Coomeraにキャンパスを構えるのがGold Coast Dive Centreです。この学校では、主にボート製作コースとダイビングコースを提供しています。
ボート整備士としてオーストラリアで永住権が取れるって本当!?
ボートビルダーやボート修理士という職業コースについて、あまり聞いたことがない方も多いかもしれません。実はどちらもオーストラリアで永住権を取得可能な職業なんです!
この職業は上記の通り、MLTSSL (Medium and Long-Term Strategic Skills List)に属しているため、技術独立ビザ(189)はもちろん、State Nomination(190, 491)や Employer Nomination(186)など永住権の幅は広がります。
上記の通り、ボート製作における平均年収は$72,500 (約562万円 / 2020年12月時点 $1=¥77)と高額です。また、ビルダーに関しては平均$80,000 (約620万円 / 2020年12月時点 $1=¥77)と更に上を目指せます!
ボートビルダーの年収・職業需要は?
ボートビルダーはとても繊細な作業で、業務も多岐にわたります。ボート製作のための図面やテンプレートの作成、組み立てからインストールまで行います。
結構大変そうですよね。そんなボートビルダーの年収はどれくらいなんでしょうか。
Payscale.comによるとBoat Builderの平均年収は$62,000(約558万円 / 2022年9月時点 $1=¥97) と高額です。
またJoboutlookによると、オーストラリアの中でもクイーンズランドのボート製作における職業需要だけ圧倒的に高いのが分かります。
全ての職業の平均職業需要が20.0%なのに対し、Boat Builderの職業需要はなんと41.9%です(2022年現在)。他に州と比べてみても、約3倍~10倍以上の職業需要があります。これはQLD州の温暖な気候の影響を大きく受けているからです。これだけ海洋産業が発達しているとボート製作の技術も非常に高いです。
ボート製作に興味がある方は是非クイーンズランドでその最先端の技術を学んでみてはいかがでしょうか?Gold Coast Dive Centreの先生によると、ボート製作のコースを履修すると、学校で十分なトレーニングを受けるのでよっぽど”Lazy”でない限りほぼ確実に仕事が得られると仰っていました。
ボートビルダーとして永住権を取得するには、どうしたらいい?
実際にオーストラリアで専門の船大工やボート整備士になり、永住権を取得するには、どのような過程があるのでしょうか。
学位としては、最低でもCertificate IIIレベルを修了しなければなりません。その後、スキルアセスメントと言って、技術審査をパスする必要があります。ここでは詳しく書きませんが、このスキルアセスメントを担当している機関はTRA (Trades Recognition Australia)と言い、この職業以外にもシェフや自動車整備士、大工などの技術審査も請け負っています。
ボート製作を学べる学校
さて、学位の話に戻りますが、クイーンズランド州で留学生向けにボート製作コースを提供している唯一の学校、Gold Coast Dive Centreを紹介します(かつてはTAFE QLDでも提供していましたが、なくなってしまいました)。
Gold Coast Dive Centreでは、Certificate III in Marine Craft Constructionコースを提供しており、ゴールドコーストCoomeraキャンパスにて勉強できます。
【CertificateⅢ in Marin Craft Construction】
期間:2年
キャンパス:Coomera (Gold Coast)
入学日:毎年2月、7月
学費: $22,000
スケジュール:月、金(一定のレベルに到達すると実習を含め週4になります)
入学条件:
1)英語:IELTS(アカデミック)Overall5.5(each5.0以上)まはたLLNテストにパス
2)学歴:高校卒業以上
英語のスコアが足りなくても、Pathway Programと言って提携の語学学校へ一定期間通うことで、IELTSのスコアを取得することなく入学する方法もございます。人によって期間は異なりますのでご相談いただけましたら詳しくご案内いたします。
ボート製作コースでは実習が含まれており、卒業までに必ず定められた時間を終わらせる必要があります。Coomera地域では複数のボート会社が存在するため、実習先も見つけやすくなっています。また、Gold Coast Dive CentreはOCEANICOというボート製作会社が作った学校のため、実習先は自分でわざわざ探さなくても会社が給与あり(ある一定のレベルになれば)の実習先を用意してくれるので安心。卒業後はそのままそこで働くことも可能です。もちろん既に他の会社でボート製作の仕事をもらっている場合はそこで働いた期間も実習期間に換算することも出来ます。
またGold Coast Dive Centreでこのコースを履修すると取得するのに結構お金のかかるBoat drive ライセンスが無料でついてきます。
Gold Coast Dive Centreでは実践的なクラスと座学を両方学び、卒業後現場に出てもすぐに適応できるよう構成されています。
まとめ
ボート製作コース如何でしたでしょうか。
クイーンズランド州内の唯一のオーストラリアの永住権コース、Gold Coast Dive Centreのボート製作コースへの入学に興味があれば、いつでもお問い合わせください!
その他、オーストラリア留学に関してご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください!