みなさんこんにちは、S O L留学です。
先日、世界で大ニュースになったブリスベンでのオリンピック開催のお知らせ。本当におめでとうございます!!ブリスベンSouth Bankでは、開催を祝うための花火が打ち上げられました。
ブリスベン中心地に位置するS O L留学は、このニュースを聞いてとても嬉しく思います。2032年、とても待ち遠しいですね。
ということで!今日はこのオリンピックに関して、政府にはどのようなプランがあるのか、開催に向けて既に勧められている準備などを解説していこうと思います。
45億円の莫大予算!?
今回決定されたブリスベンオリンピックですが、このイベントにかけられる費用は約45億円とされています。この数字にピンと来ない方は少なくないと思うので、現在開催中の東京オリンピックにかけられた費用と比較してみましょう。
なんと、東京オリンピックにかけられた費用は22〜28億円と言われています…。これでブリスベンがどれだけの費用をこのオリンピックにかけるのかが見て取れるかと思います。ちなみに、クイーンズランド大学のイベント・観光学者の方は、この予算には道路や交通機関などのインフラストラクチャにかけられる費用は含まれていないだろうと発表しているため、この予算は膨らむ可能性があると見てもいいかもしれません。
ブリスベンオリンピック、一体最終的にいくらの費用がかかるのでしょうか。
Gabbaスタジアム、大改築。
今回のオリンピック施設の中でも特に大幅な改築が予想されているのが、South Brisbane地域、Woolloongabbaに位置するGabbaスタジアムです。
このスタジアムは、普段はオーストラリアで人気のクリケット、AFLのスタジアムとして利用されていますが、2032年に向けて大改築が予定されています。開閉祭式での利用を主に、こちらがこのオリンピックのメインの会場となるようです。現在42,000席のキャパシティがあるGabbaスタジアムですが、今後10億円の費用をかけて50,000席のキャパシティに拡大されます。
その他の施設では、新たな12,000人収容可能のバスケットボール施設、10,000人収容の体操、ボクシング施設がMoreton Bay地域に建築される予定です。
加えて、メインの選手村がHamilton地域に、小規模のものがGold Coast, Sunshine Coast, Kooralbynに設置されます。
ブリスベン地方議会によると利用施設の84%は既存の施設を利用して開催すると提案されているため、新しい施設の建設よりも既存の施設のアップグレードに予算が掛けられているようです。
また、現在Woollongabbaでは地下鉄の駅が構築されています。こちらの駅が完成することで、ブリスベン内での移動がより快適になり、オリンピックに向けても良いスタートになるのではないのでしょうか。
オリンピックで経済効果!仕事が急増??
ブリスベンオリンピックでは、46億円の経済利益、35億円の社会的便益 (ボランティア、地域コミュニティへの利益等)の、合計約80億円の利益が予想されています。これに伴って、開催地のBrisbaneや周辺地域を含むQueensland州では91,600、オーストラリア全国では122,900のフルタイムジョブが作り出される見込みです。
オリンピックに限らず、ブリスベンが位置するQueensland州では多くの職種が必要されています。クイーンズランド大学は以下の職種を挙げています。
・Health and Medicine
・Aged care and social assistance
・Tourism, Event and Hospitality
・Construction
・Innovation and IT
(参照:https://ventures.uq.edu.au/blog/2021/06/what-are-most-demand-careers-brisbane)
以上で特に注目なのが、Health and Medicare分野です。2019-20年度には、コロナウイルスの影響で350,000もの方がクイーンズランド内で雇用されました。その勢いは未だ止まらず、病院、老人ホームを初めとする施設で正看護師、薬剤師、医療専門家などが必要とされています。また、ブリスベンでは現在新しいカジノが建設中で、今後観光業界の盛り上がりと共にレストラン、ホテルなどHospitality系の職の増加も見込めます。
その他、オリンピックの影響はもちろん、建設業界でも人手不足は続くでしょう。ブリスベンでは2021年末までに30,000もの住居が建てられると計画されています(詳細はこちら)。近年、コロナウイルスの影響で、他州からクイーンズランド州に引っ越してくる方が多いため、QLD州ではこれから多くの建物の建設が必要とされるはずです。
これらの職業の中には、将来オーストラリアの永住権取得を目指すのに利用できるものもいくつかありますので、気になる方はご気軽にお問い合わせください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
2032年までまだ10年ほどありますが、これからブリスベンがどのように変化していくのかとても楽しみですね。オリンピック効果で留学生が増えたり、観光業が更に栄えたり、ブリスベンに明るい未来が見えてきそうです。
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