こんにちは!SOL留学はるきです!
皆さん!いきなりですがAutomotiveという専攻もしくは職種を聞いたときにどんなことを思い浮かべますか?
“なんかパッとしない” “正直あんまり稼げなさそう” “需要あるのかな?”
もしかすると、日本の方からはこんな少しネガティブな意見が出てくるんではないでしょうか?
そんな方に是非お伝えしたいのがAutomotiveの魅力になります!!
ということで本日はあまり知られていないAutomotiveの実情とその魅力についてお伝えしていきたいと思います!
1.そもそも自動車整備士(Automotive)ってどんな職業なの?
Automotiveはおそらく皆さんご存じの通り自動車整備士としての職を指します。
一般的に自動車整備や部品・電子機器の修理及び点検、お店によっては顧客との契約手続きを担うこともあります。
予想される就職先としては:
自動車ディーラー、自動車修理会社、自動車製造業界、個人事業などになります。
2.実際のところ今も需要はあるの?
さて、職種や就職先に関してはなんとなく知っている方が多いかと思いますが一番肝心なのは実際に職としての需要はあるのか?というところですよね。
事実、自動車業界もハイブリッドカーや電気自動車などの技術の発達により修理やメインテナンスの需要が下がっているなどの噂もあったりします。
ところが!オーストラリアにいたっては少しわけが違います。
簡単にまとめると以下のようなポイントがあります:
- 広大な土地に対する自動車の需要は常に高い。
- 一人当たりの車所有数が多い
- 中古車の出回りが日本と比べ多いため修理/整備の需要が高い。
- 古いガソリン車、ディーゼル車がいまだに主に使われている。
などなど。
つまり、自動車の使う頻度に対し自動車そのものに対する品質をあまり求めない傾向にあるためその分修理や整備を行う回数が増えるのです!
またこちらのグラフにもある通り、他州ではその他の職種の就業率と比べ若干低い傾向にありますがQLD州でのAutomotiveの就業率はとりわけ他の州と比べて高いんです!
また車種に関しまして、
オーストラリアでAutomotiveとして扱われる車種として主に三つに分かれます、
- 軽自動車: セダン、一般乗用車、タクシーなどを含む小、中型車。
- 大型車: 運送用大型トラックなどの特別に商業用に設計された車両など。
- 移動プラント:建設現場や農業に使用される車両など。
3.オーストラリアでAutomotiveを勉強する理由は?
Automotiveをオーストラリアで先行する理由がわからない、というそこのあなたは必見です!
- 需要の高さ:先に説明した通りオーストラリアでの自動車整備士としての職は常に需要が高いため、比較的就職先が見つかりやすくなります。
- 合理的な授業内容と比較的安価な学費: この専攻には通常の知識科目のほかにコースの最中に最低360時間のインターンシップを完了する機会があり、履修中から仕事の経験を得るチャンスが多くあります。また要求される学位がCertificateやDiplomaまでと他の学部と比べ低いため学費も抑えることができます!
- 永住権オプション: 後ほどお話しいたしますがこちらのコースは政府に認定された職種であるため指定のコースと就労期間を完了することで永住権への申請をすることができます。
4. オーストラリアでの自動車整備士のお給料は?
多くの皆さんが知りたいのはずばりこちらなのではないでしょうか?
正直なところ日本での自動車整備士に対してのお給料のイメージはあまり良くないと思われている方が多いかと思います。
ではまずオーストラリアでの平均的なお給料を見ていきましょう!
いかがでしょうか?こちらはあくまでもひとつのデータとなり、他の参考サイトなどでは平均年収は$60,000にもなります。
思っていたより日本と比べて高かった、という方が多いのではないでしょうか?
比較までに日本の方が多く選択されるクッカリーやシェフとしての平均的な時給は$24.83、年収にして約$56,000-$58,000(2024年4月現在)となっています。
お給料面でなんとなくAutomotiveを選択肢から外してほかの専攻を取ろうとしている方!実はほとんど変わらないんです!
5.実際にどんな勉強をするの?
自動車整備士コースでは、自動車整備に関する実務全般を学んでいきます。学科の授業ももちろんありますが実践で身に付けていくことに重点をおいているため、職場で即戦力として働くことが可能になります。授業は大まかに教室内で受ける整備士に関する基礎知識を学ぶカリキュラムと、作業所で実務技術を身につける実務経験を学ぶカリキュラムにわけられます。
オーストラリアでのAutomotiveのコースは以下のように分けられています:
コースレベル | 扱う対象/知識 | 授業内容 |
Certificate III | •軽自動車
•大型車 |
分析、修理、エンジン、制御システム、ブレーキ、移動システムおよびその他の機器に関して。 |
Certificate IV | • 自動車機械診断 | Certificate IIIの内容に加えより高度なシステムを分析し、より高い修理スキルを必要とする。 |
Diploma | • 自動車整備/修理技術
• 自動車管理 |
修理作業の計画など、管理に重点を置く。顧客との潜在的な問題に対処するためのスタッフの知識と対応力を培う授業。 |
一般的な取得コースに関しましては、
- Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology+ Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis
- Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology+ Certificate IV in Automotive Mechanical Overhauling
などになります。
6.永住権オプション
ここ最近では留学生の多くの方が今後のオーストラリア永住を考えられています。
先ほどお話しした通りAutomotiveは永住権につながる専攻になります!
以下がAutomotiveから申請可能な永住権につながる主なビザになります。
・189 ビザ(技術独立ビザ)
・190ビザ(州スポンサー技術ビザ)
・491ビザ(地方技術ビザ)
・482ビザ(雇用主スポンサービザ)
上記にある189ビザ以外はSkilled Visaと呼ばれ、上記のビザ申請時に指定された機関からskill assessmentと呼ばれる試験と申請プロセスをパスする必要があります。
こちらは専攻科目によって指定の期間が変わりますが、Automotiveの場合TRAと呼ばれる機関になります。
こちらのTRA実はクッカリー専攻後シェフとしてビザを申請する際に使う機関と同じなんです。
前回のブログでTRAでのビザ申請プロセスに関して説明していますのでもし興味のある方は是非チェックしてみてください!
7.まとめ
いかがでしたでしょうか?
Automotiveに対してのイメージは今までと比べて少しでも変わったでしょうか?
費用、需要、就職、永住権、どちらを取ってもとても魅力的な職種になります!
今回のブログではコース・職種の概要やその後のオプションなどについてお話してきましたが、もしAutomotiveに興味があり学校やコースに関する詳しい詳細が知りたいという方は是非ご連絡ください!
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