オーストラリア生活「交通事故や仕事中のケガ」 知っておきたい基礎知識
皆さん、こんにちは! SOL留学です。 オーストラリア滞在時に、多くの方が車や自転車で移動されたり、様々な場所でお仕事をされると思います。そんな中で、まさかの事故に遭うことも。 海外での事故やケガは、より不安になったりどうすれば良いか分からなかったりしますよね。オーストラリア生活をより快適に過ごして頂くためにも… 本日は、オーストラリアで、交通事故に遭ったり仕事中に怪我をした場合、どのように対応すべきか、専門家に聞いてみました! まずは、自己紹介をお願いします。 リトルズ法律事務所(Littles Lawyers)マーケティングスペシャリストの豊川と申します。 リトルズ法律事務所は、交通事故や労災などの個人傷害関連の賠償訴訟を専門にしています。200名以上の弁護士とスタッフを有する、オーストラリア大手の法律事務所で、ブリスベンに本社を置き、シドニー、メルボルン、ゴールドコーストなどオーストラリアの主要都市にオフィスを構えています。 オーストラリアの会社ですが、多国籍の法務チームで構成されており、日本語はもちろん、韓国語、中国語、フィリピン語、ベトナム語、一部のヨーロッパ言語、さらにはアフリカの言語でも、複雑な法律相談をご自身の言語でご依頼いただけます。 日本の皆さまには、日本人パートナー弁護士、日本語が話せるオーストラリア人弁護士、そして、日本人コーディネーター(私ですね、笑)が対応しております。 オーストラリアで交通事故にあったら? 交通事故に遭うだけでもびっくりする中、海外で事故に遭うと余計に不安ですよね。まずは、以下の6つステップだけでも事前に覚えておいてください。 1.安全確認・安全確保 自身と同乗者の安全を確認し、安全な場所に車を移動させる 必要であれば、救急車を呼ぶ(緊急電話番号は”000”) 2.証拠収集 事故現場の写真やビデオを撮影、事故当時の状況をメモに残す 3.相手との情報交換 相手のドライバー情報を交換する 目撃者がいれば、その連絡先も貰っておきましょう ※名前、免許証番号、住所、生年月日、電話番号 車の車種、モデル、登録番号、保険会社の名前 4.警察へ通報 大きな事故の場合はすぐに警察に通報する(緊急電話番号は”000”) 小さな事故の場合は、後日警察に通報し、交通事故レポート(Traffic Incident Report)を作成してもらう 5.ケガ等の処置 軽微な怪我でも医師の診察を受けること 6.専門家に相談 弁護士等の専門家に連絡する オーストラリアでは、交通事故時に、主に2つの自動車保険が関連します。 ・対人保険(必須):CTP 対人責任保険会社 ・対物保険(オプション):総合保険または第三者保険 オーストラリアでは、CTP(Compulsory Third Party Insurance、対人責任保険)に必ず加入しなければなりません。対人保険に加入していない場合、車両登録自体ができないためです。 …