オーストラリア留学ー留学生ーフリンダース大学ーSOL留学

日本文化、世界に発信する日本人学生。

こんにちは!SOL留学のかすみです。 今回は、オーストラリアで大活躍を遂げた日本人学生さんをご紹介させていただきたいと思います。 南オーストラリアのBedford Parkにメインキャンパスを構えるフリンダース大学のホームページにこんな記事が飛び込んできました。『日本の伝統がよい時を呼び寄せる』(元の記事はこちら)。 オダナツミさんはフリンダース大学で社会福祉の修士を学んでいる日本人の学生です。オダさんは「コロナウイルスでの隔離やソーシャルディスタンスが人々の心にとてつもなくネガティブな影響を与えている」と主張しています。オダさん自身もロックダウン中におじい様が亡くなられたのにお葬式に参加できなくてとてもつらい思いを経験されています。世界が憂鬱の波に埋もれている中、オダさんは人々の絆や幸福感、帰属意識を取り戻そうと一大プロジェクトを立ち上げます。それは『千羽鶴プロジェクト』です。私は正直「オーストラリアで?まず、鶴の折り方を知っている人いるのかな?」と初めは思いましたが、オダさんは見事な行動力と幅広いフットワークで千羽集めることに見事成功したというのです。   オダさんはフリンダース大学の留学生に呼びかけ、オンラインで折り鶴セッションを開き、さらにオダさんが所属しており、このプロジェクトの主催であるロータリークラブ(国際的社会奉仕連合団体)、南オーストラリア豪日協会、フリンダース大学の留学生課とともにこのプロジェクトを実現しました。千羽鶴は今年7月Brighton ショッピングセンターに飾られ、人々の心を癒しました。さらに千羽鶴のFacebookページを立ち上げたところ、世界中から230人以上の人が集まり、それぞれ平和の願いが込められたメッセージとともに折り鶴の写真がアップされたそうです。 フリンダース大学の図書館に飾られた千羽鶴 今回みんなで作った千羽鶴の木は平和、癒し、復興の象徴だとオダさんは語っています。オーストラリアという異国の地でたくさんの人に働きかけ、プロジェクトの先陣を切ったオダさんの行動力には尊敬の念を感じます。「千羽鶴プロジェクト」によってまた一つ日本の文化が世界に広まり、コロナ過で滅入ってしまったたくさんの人の心を癒してくれました。 また、たとえオーストラリアという異国の地でも行動すれば自分も何かできるかもしれないと、勇気がもらえます。この広大なオーストラリアという地では何かやろうと思えば、何でも始められる機会は案外たくさん転がっているかもしれませんね。   オーストラリアに留学が気になった方はお気軽にSOL留学にお問い合わせください! お問い合わせはこちら LINE ID: @122snuji

TESOL オーストラリア SOL留学

TESOLとは? – オーストラリアでTESOLを学ぼう!!

こんにちは!SOL留学のかすみです! 今回は、『TESOL』についてご紹介したいと思います。『TESOL』は恐らくまだ馴染みがない方もいるかもしれませんが、今後日本の英語教育において、絶対重要なキーワードになっていくこと間違いなしです!今後英語教育に携わっていこうとお考えの方、今のうちに世界のトレンドを把握して、英語教育の場で活躍してみませんか?   今回紹介する項目はこちら! ● TESOLとは ● どうして今TESOLが必要? ● TESOLで何を学ぶ? ● どこでTESOLを学べる? ● まとめ TESOLとは? TESOLはTeaching English to Speakers of Other Languagesの略で、 「英語教授法」のコースのことです。 TESOLでは、英語を母語としない学生への英語の教え方を学びます。主に将来英語の先生になりたい人が学ぶ学問と考えていいでしょう。近年、TESOLは英語を教える上で資格のような扱いになっています。海外の英語教師募集の欄に『TESOL保有者優遇』と書いてあるのをよく目にします。海外では幅広く認知されているため、英語の先生になる人の非常に多くがTESOLを持っています。 本来の受動的な英語教育ではなく、世界で必要とされるコミュニカティブな英語教授法を学ぶことができるのが特徴です。 どうして今TESOLが必要? ・急速なグローバル化に伴ったコミュニカティブな英語スキルの必要性 本来、日本の学校の英語教育は一つの学問として位置づけられ、正しい文法の知識や英文書の理解などに重きが置かれていました。しかし、インターネットの普及やグローバル化に伴い、世界中で情報交換やコミュニケーションが容易に出来るようになったことで、同時に世界共通語として一番使われている英語でのコミュニケーションが不可欠になってきました。今や社会で活躍するにはグローバルな人材であることが大きな要です。 日本の英語は『学問』から『コミュニケーションのツール』として変容している過渡期の真っただ中にあります。TESOLはそんな変化に対応できる英語力を養うことを可能にする教授法の学問です。     ・日本の英語教育制度の改革 文部科学省の学習指導要領が大幅に変更されたことは皆さんの記憶に新しいと思います。 2020年を皮切りに小学校から高校までの英語教育の授業時間や内容は大きく変化し、今までの受動的な知識のインプットではなく、自分で思考してアウトプットしていく主体的な学びが重視されるようになります。 大学入試も日本独自のものだけでなく、世界基準の民間の英語試験が適用されるようになりました。つまり、日本人が苦手とする「書く」「話す」の英語スキルが今まで以上に必要になるということです。 この革命的と言える日本の英語教育改革の狭間で従来の英語教授方法でまかり通るわけがありません。今後はこの変化に対応できる教員が非常に重要となっていきます。「使える英語」をコンセプトにしたTESOLを習得していれば、これからの英語教育界で活躍できること間違いなしです! TESOLでは何を学ぶ? TESOLは語学学校から大学院まで様々な学校機関で学ぶことが可能です。機関によってコースの内容は変わってきますが、今回は社会でそれなりの効力を持っている修士課程のTESOLコースを例に取って紹介します。   クイーンズランド大学 応用言語学科 TESOLコース(修士課程)の場合 ※一般的に2年で12コース履修ですが、TESOLコースの学生は以下の4コースが必修です。(2021年度)   TESOL Curriculum & Pedagogy: Classroom Strategies 第二言語習得(SLA)の理論をもとに多種多様なクラス環境に対応できる様々な教授法を学びます。「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能別に教授法を細かく見ていきます。実際にクラスのカリキュラムを考え、教案を組み立てるという実践的な課題もあります。   Critical Perspectives on TESOL in Educational…