アイエルツ(IELTS)再採点申請
こんにちは! SOL留学カウンセラーのチハルです。 オーストラリアの大学では、新学期が始まる時期なので、 アイエルツ(IELTS)スコアを使ってTafeや大学に進学しようとしている人も多いのではないでしょうか? (ちなみにIELTS以外でもケンブリッジ英検やPTEも利用可能です。) しかし、すべての科目で一定のスコアを取ることは簡単ではないですよね、、 (IELTSテストの詳細、スコアの仕組みはこちらの記事をご参照下さい。) https://soledu.net/jp/ielts-test/ 例えば、オーストラリアの大学に入学したい場合、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4科目それぞれで6.0レベル以上、すべての平均で6.5が必要になりますが、どれか一つでもスコアが6.0以下の場合、入学基準を満たすことができません。 基本的にはテストを受けなおすことしかできないのですが、例えば、採点内容に疑問がある場合などは、再採点を申請することが可能です。 IELTSの再採点の申請はEnquiry on Resultと呼ばれており、詳細はこちらの公式ホームページでご確認いただけます。 https://www.idp.com/australia/ 1. 再採点の申請をする際の注意点まとめ まず最初に、自分が自信を持ってこの点数はおかしい。と思った時だけ申請するのが前提になります。 当たり前ですが、ただ単に目標スコアに達しなかったから、申請して点数を上げてもらうことはできません。 このような場合は申請したとしても良いスコアが出る可能性はほぼないです。 いつものスコアよりもかなり低く、納得のいかないときに申請されることをお勧めします。 第二に、ライティングとスピーキングの部分で0.5点ほど足りない場合は、申請してみる価値もあります。 リーディングとリスニングの再採点はほとんど意味がないですが、ライティングとスピーキングパート部分は、スコアが惜しく0.5点程度が不足であれば、改善される可能性があります。 たまに! 1点程度も向上なって再採点結果が出た学生もいます。ただ、とても珍しいです。 第三に、再採点を申請して試験結果が低くなることもあります。 自分の回答内容は変えることができないので、場合によってはスコアが低くなる可能性もあります。 結果が低くなったり変わらなかった場合でも払い戻しも不可となりますのでご注意を。 第四に、ライティングとスピーキングスコアの差が2点以上であればIELTSの再採点はほぼ無意味。 IELTSの公式ホームページに記載はないですが、インターネット上の情報によると、例えば、ライティングで5.0を受け、スピーキングで7.0を受けた場合は、再採点を申請してもほぼ変わらないといわれています。 第五に、スコアが全体的に高い場合、試験官が再採点で成績を上げてくれることもあるのでしょうか? 例えば、リーディングとリスニングでは、Band 8.5が出て、ライティングではBand 6.5、スピーキングでは5.5が出てきた学生がいます。 この学生の場合、スピーキングが低いけど、その他のスコアが高いから試験官がIELTS再採点するとき、スコアアップをさせてくれる可能性が高いのでしょうか? 答えはNoです。 平均が高いからといって、低い部分だけ上げてくれるわけではないのでご注意を。 2. IELTS再採点はどのように行われるか IELTSの再採点は録音記録と回答用紙がメルボルンやケンブリッジの専門家に送られ、採点されます。その専門家は再採点を申請した学生の元の点数を知らないままで、再採点をすることになります。 また、この後に出た再採点結果は、再び異議申し立てをすることができません。 申請期間 IELTSの再採点申請は試験日から6週間以内までにお申し込みが可能です。 (入金まで完了した状態で) 申請書類 成績表の原本と再採点申請書を記入し、送信します。 申請料日本で再採点申請を行う場合、9000円の費用が掛かります。 しかし、オーストラリアの場IELTSの公式ホームページではなく、試験会場ページに再採点費用が表記されていますので、正確な費用は試験会場での確認が可能です。 (約$ 180ドル)…